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イエスタデイ・ネバー・ノウズ。

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イエスタデイをうたってが完結しました(あいさつ

18年の連載だそうです(お、おう・・・

わたしは21歳の高校生の頃、家を離れた街で下宿をしていたのですが、そこの下宿の2階(わたしの部屋は1階でした)に上がったところに小さな本棚が置かれていて、そこにはいくつかの漫画が置かれていました。その中にあったのがイエスタデイをうたって。青年誌の漫画というものにわたしが触れたのはそれが初めてだったように思います。他にはめぞん一刻とか兎(野性の闘牌ね)とかがあった。思えばイエスタデイのぐだぐだっぷりを暗示するかのようなめぞん一刻との取り合わせですね笑 (兎もいまだに続いている・・ 初期の頃はものっそい好きだったんですけれどね)

その本棚に並んでいたのは4巻まで。わたしがイエスタデイで好きなのも4巻くらいまでです。イエスタデイの根元にあったのは男女の友情はなりたつのか?っとか恋愛うんぬんっとかではなくって、何かになりたくって、でもまだ何者にもなれなくって、そういうところでぐるぐるとちょっぴり後ろ向きにもがいている人たちの葛藤であったと思います(少なくともリクオが正社員になるまでは)。浪クンの予備校時代とか、そこでの桐島さんだとか、湊だとか、柚原サン(初回登場時)だとか、リクオの同窓会での同期との会話だとか、父親に会いにいくハルだとか、それがわたしにとってのイエスタデイだったし、「ジャンプ的漫画」以外に触れた始まりでした。

その後はご存知のとおりぐだぐだな流れではありましたが、それでも、イエスタデイはわたしにとっての「最初の好きな漫画」です(まあー正確には魔法陣グルグルとかもありましたが意味合いが違いますよね笑 いや、あれはあれで素晴らしい作品ですが)。

この最終11巻を読んで手放しで褒める人はいないでしょう。ネットでレビューを見るまでもありません。けれどもわたしにとってはそんなことはどうでもよくって、これを読んで思うのは、冬目さんが18年前に設定したテーマ(「出だしの」テーマ)にもう一度、ある意味では今更、当時の自分とともに向き合って終わらせるという決して楽ではない、っというか絶対にやりたくない作業をやり通したんだ、っということです。

これは、とっても立派なことだと思います。

これから先、冬目さんが新しいものを見つけた姿を見せてくれるのか、のんこ21歳は、応援しながら見届けていこうと思います。

1巻:1999年3月24日発売
2巻:2000年4月24日発売
3巻:2002年2月24日発売
4巻:2004年7月21日発売
5巻:2007年4月19日発売
6巻:2008年11月19日発売
7巻:2010年11月19日発売
8巻:2012年7月19日発売
9巻:2013年7月19日発売
10巻:2014年5月19日発売
11巻:2015年9月18日発売
(wikipedia調べ)

なんだかなつかしいですね。

にゃー。