2015年2月15日
色といろと。
とっても良い喫茶店を見つけてしまいました(あいさつ
最近読んだ漫画。
恋は光。
秋枝さんのUJ作品。秋枝さんといえば眼鏡。眼鏡といえば秋枝さん。今回はファッション四角眼鏡。
先が読めないことはない、っというか、ありきたりな話という印象にもかかわらず、丁寧につくられたプロットはとても好感がもてます。そうやって作り込まれたある部分では普遍的なストーリーは心地よく、面白い。3人目(っという言い方はフェアではありませんが)の彼女を単なるかませにせず描き込むあたりがまじめ、というか、素晴らしい。キャラクターの立て方は記号的になってくればくるほどパターンが少なくなるもので、せいぜい場合の数が10の程度と思えば、2人+その他の場合と3人を描いた場合とでは色の深さが10倍、桁で違うわけです。こういった部分も含め、丁寧に、よくよくまじめに考えてつくっているというのがページの端々から感じられました。センセの印象を語る北代さんの独白なんかは、理屈をこねているようですっと素直に胸に落ちて納得できる良い文章と間になっていますが、これは何度も何度も考えて練り直さなければちょっと出てこないのではないかなあ、っと。
北代さんの言葉を借りるならば、10点。良いです。
それにしてもちゆカラーにしてみると結構新鮮で良かったです。